今回は、筆者がたまたまセブンに立ち寄った際に見た「もはやコスト削減の末期?」と思ってしまった、究極のセブンのお弁当「鳥そぼろ・さば弁当」をレビューしていきます。
調べてみると、コンセプトを変えた工夫に関心を寄せる商品でしたので、是非ごらん下さい。
もはや最終形態?「ご飯茶碗」と化したお弁当
はい、これが今回レビューするお弁当
見ての通り、もはやご飯茶碗です。
名前も「一膳ごはん」とついていることから、もはや「お弁当」を卒業するコスト削減ぶり。
箱は約10㎝四方となっており、大変シンプルな形状になっていました。
少し見づらいですが、高さは約5㎝となっており、手に取った感想は「ちょっとボリュームのあるご飯じゃわん」といったサイズでしたね。
以前の鶏そぼろ・さば弁当はどんな感じだったの?
画像引用元(引用日2021年6月12日):コンビニサーチ.com
403kcal
画像・文章引用元(引用日2021年6月12日):コンビニ商品の専門家たくまさんのブログ
以前のお弁当の画像がなかったので、他のサイトのお弁当を引用させていただきました。
見ての通り、以前はちっちゃいお弁当サイズだったのですが、今回のリニューアルで明らかにご飯じゃわんへと変わってしまいましたね。
値段や量はどれくらい変わったの?
鶏そぼろ・さば弁当のお値段について
さて、気になるお値段や量について、調べていきましょう。
まず、お茶碗になる前の、以前のちっちゃなお弁当は、両方とも「税抜き276円(298円)」となっています。
対して、お茶碗は「税抜き250円(270円)」となっています。
税込み28円安くなっていますね。
鶏そぼろ・さば弁当の量の変化について
鶏そぼろたっぷり!国産鶏そぼろごはん~413カロリー
一膳ごはん鶏そぼろ~366カロリー -49カロリー |
炙り焼さば御飯~403カロリー
一膳ごはん塩麹仕立ての焼きさば380カロリー 23カロリー |
お弁当がご飯茶碗になってしまいましたが、思ったより、カロリー量は下がっていないようですね。
鳥そぼろ弁当が49カロリー減に対して、さば弁当が23カロリー減と、さほど違いはありますが、量そのものに、余り変化はないようです。
ただ、税込み298円→270円になったといえど、この量でこのお値段であれば、どうしても高いと思ってしまいますよね。
カップラーメンやインスタント味噌汁のお味噌汁に、ちょっと贅沢な一善ごはんの組み合わせは、魅力的に感じますが、値段の安いおにぎり2つに手を出してしまいそうです。
鶏そぼろ・さば弁当を実際に食べてみた感想
それでは、2つの一善ごはんを食べてみた感想を書いていこうと思います。
一膳ごはん鶏そぼろ
まず、鶏そぼろですが、一口食べた瞬間感じたのは「鶏そぼろ」に食べ応えを感じたということです。
1粒1粒がしっかりとしていて、口の中でお肉の味がしっかり感じられました。
また、卵はふっくらと「優しい」味わいになっており、全体的に塩分が押さえられているように感じました。
なんといいますか、濃い味でごまかすことなく、コンビニ弁当でありながら、素材の味を上手に引き立たせているような味になっているのは、驚きでしたね。
ただ、個人的な意見ではありますが、鶏そぼろと卵しかないため、単調な味がずっと続く点には、マイナス点を感じましたね。
手軽に味がリセットできるように、紅ショウガを隅に添えておいてもらえるとかなりよかったと思いました。
一膳ごはん塩麹仕立ての塩さば
次に塩さばですが、一口食べた瞬間に衝撃を受けました。
口に頬張ったさばが「しっかりと油がのっていて、とてもコンビニで手軽に食べられるさば」とは思えない、クオリティだったんです。
人工調味料で上手に誤魔化したような味では一切なく、一口食べた瞬間に「このさば、冗談抜きでいいのが使われてる。」
と思ってしまうほど、おいしかったです。
また、高菜と昆布が両サイドに添えられており、油たっぷりで食べ応えのあるさばを食べながらも途中にさっぱりとした高菜や味わい深い昆布で味変が楽しめる点も非常にグッド。
食べ終わるまで、味にあきることなく、クオリティの高い一膳ごはんを楽しむことができました。
コロナの影響で、コンビニの売り上げはどうなってるの?
コロナの影響で、売上が下がっているコンビニ。
在宅ワークが主流になったことから、お昼休みにコンビニ立ち寄る人たちが減ったことにより、利用客が減っているようです。
また、感染リスクを減らすために、全国的にセルフレジの導入をしたりと、コロナに負けないように対策していることがうかがえます。
今回の一膳ごはんは、買い合わせが良く、女性に人気な商品として、販売がスタートしているようですが、このリニューアルの背景には、今も続くコロナウイルスの影響もあるのかもしれません。
買い合わせや、軽めの食事に向いた量になっており、同社のテスト販売では、今まで弁当をあまり買わなかった女性客の購入が増加したという。
引用元:流通ニュース
今回の一膳ごはんに限らず、様々な商品が年々ちいさくなったりしていますよね。
それだけに限らず、上げ底弁当や、目に見えるところにたっぷり具材を入れて内側はスカスカといった、詐欺のように思えるサンドイッチなど、あらゆる手を使って、ごまかした商品を出していることはもはや事実と言わざるをえません。
コンビニを普段から利用する私たちからすると、このような買って後悔させるような商品をどんどん作っていくことは、やめてほしいことではありますが、同時にコロナによる経営難に見舞われているのも事実なのでしょう。
全国のコンビニには、お客さんに買わせてがっかりさせる工夫に努力を惜しむのではなく、あの手この手で、人を満足させたり楽しませたりする努力で、売上を上げてほしいですね。
一膳ごはん塩麹仕立ての塩さばはマジで美味かった
一人暮らしをすると、なかなかお魚を食べる機会がないと思います。
今回のさばごはんのさばは、本当に脂がのっていて「いいさばを使っているのかな?」と思ってしまうぐらいには、おいしかったです。
コンビニの嫌な工夫を凝らした商品は応援したくありませんが、コンセプトを変えて、おいしいものを提供していこうとする今回の一膳ごはんは、少しだけ応援したい気持ちになりましたね。
皆さんも、コンビニで見かけた際には、買ってみてはいかがでしょうか?