たばこ休憩がよくて、スマホ休憩やちょっとしたネットサーフィンがダメなのは、不公平なのではないか?
非喫煙者の多くの人が、この疑問を抱えていることでしょう。
今回は、たばこ休憩が許され、スマホ休憩が許されない会社が上手に折り合いが付けられるよう、両者の考えを自分なりにまとめた記事を作っていこうと思います。
たばこ休憩の必要性について
10分ほどのたばこ休憩が許されるのに、なぜ仕事の合間に、ネットサーフィンやスマホをいじる小休憩は許されないの?
これは非喫煙者の多くの人達が抱えている疑問だと思います。
まずは、非喫煙者の皆さんに向けて、たばこ休憩の必要性を書いていこうと思います。
ニコチン依存症の人達にとって、仕事中に長時間禁煙を強要される状況は、以下のようなデメリットがあるんです。
- ストレスで業務が進まない
たばこが吸いたい!吸いたい!と思うあまり、仕事が手につかず、仕事効率が低下してしまう。
- コミュニケーションに支障が出る
たばこが吸いたくてイライラしている人に対し、話しかけたり質問をするのはもちろん、ミスの謝罪をするのは、気が引けますよね。
また、電話対応などで、声質や態度が変わってしまう場合は、会社の信頼問題にかかわります。
- 気分転換ができない
仕事が思うように進まないときに、たばこが吸えないストレスが重なってしまえば、気持ちが仕事に向かなくなってしまいます。
このように、禁煙を強要してしまえば、業務が円滑に進まないというデメリットが発生します。
このような多くのデメリットがあるのなら、吸いたいときにたばこ休憩を取ってくださいとなるのは、仕方のないことなのかもしれません。
スマホ休憩が認められない理由について
休憩にスマホを触るという行為は、以下の内容を連想させるのではないでしょうか?
- ゲームをして遊ぶ
職場で遊んでいる人がいれば、周りの人の気が散る
仕事中に遊ぶという行為を許せないという考えを持っている人がいる
- SNSを見る
仕事中に、自分の趣味に没頭している人が職場にいると、周りの人の気が散る
会社や自分の悪口をSNSで書いてるんじゃないかと、SNSしている人を見ている人が思ってしまう
- LINEなどでチャットを楽しむ
仕事中に、恋人や友達とお話をしている人を見ると、やる気がないと思われてしまう。
このように、仕事中にちょっとしたスマホ休憩・ネットサーフィンを行っている人を「周りの人が見ると」その人が業務に集中できなくなるというデメリットが出てしまう恐れが考えられます。
たばこ休憩はよくてスマホ休憩は許されないの?
今までに書いた、たばこ休憩・スマホ休憩の両方の視点を見ると、一見たばこ休憩組の皆さんが優位と感じてしまいがちかもしれません。
たばこ休憩は、たばこを吸わないと仕事にならないから、仕方なく吸いに行っているんだ。
このように思っている皆さん、果たしてたばこ休憩はほかの人に迷惑をかけていないのでしょうか?
実はたばこ休憩はたくさんの迷惑をかけている?
たばこ休憩は喫煙者にとって必要なことだと思われている方は、少し頭を柔らかくして考えてみましょう。
実は、たばこ休憩はいろんな迷惑を周りの人にかけているんです。
- 休みたいときに休めない非喫煙者の人は息抜きができない
非喫煙者は、小休憩をはさむことなく、長時間業務に集中することを余儀なくされている。
- 電話対応・来客対応を引き受けなければならない
たばこを吸いに喫煙所に行っている間、電話対応や来客対応を非喫煙者がすべて担わなければいけない。
このように、たばこ休憩に行っている人たちも、非喫煙者の皆さんにストレスや仕事を押し付けてしまっていることを忘れてはいけません。
たばこ休憩がいいならスマホ休憩(小休憩)も許してほしい
統計を取ったわけではありませんが、おそらく非喫煙者の皆さんは「たばこ休憩はとっていい」と思っている人が多いと思います。
ただ、たばこ休憩がいいなら、スマホ休憩(小休憩)も許してよ!という言い分をおなかの中に抱えている人も多いと多いと思います。
ですので、たばこ休憩があって、スマホ休憩がない会社で、このような問題が起こっているのであれば、スマホ休憩も良しとしてみてはいかがでしょうか?
その際には、休憩はほかの人の迷惑にならない場所で行うといった、職場での配慮を加えるといいかもしれませんね。
また、今回はスマホ休憩と書いていますが、ちょっとしたコーヒーブレイク・チョコ休憩などの小休憩を自由にOKにすれば、OLの皆さんのストレスも減ることでしょう。
スマホ休憩に極度の偏見を抱えている人たちへ
たばこ休憩が許されて、スマホ休憩が許されない職場では、デスクワークを3時間以上、小休憩なしに、集中して業務をこなすことを余儀なくされている場所もあるのではないでしょうか?
仕事だから真剣に取り組まなければいけないというのは普通の考えだと思います。
ですが、3時間以上、小休憩もなしに、続けて集中しながら仕事をしろというのも、ひどい考えではないでしょうか?
たばこ休憩はよくて、スマホ休憩がだめと考えている人は「自分がニコチン中毒じゃなくても、3時間以上の業務を続けて行えるか、想像してみてください。」
そもそも、ニコチンを補充しなければいけないという理由で、仕事から少し外れるのを許すのであれば、たばこも吸わずにひたすら集中して業務に取り組んでいる人たちが、頭の休憩をはさむことに文句を言うのは筋違いではないかとも考えられないでしょうか?
そもそも休憩を欲しがるのが甘えだと思っている人へ
本来、人は3時間、一度も休まずに集中を続けるのは難しいのではないでしょうか。
たばこ休憩をしている人は、自然と同時に小休憩も取っているのですから「小休憩も取らずに、仕事をこなしている人も考慮」して、スマホなどを自由に使える小休憩を認めてみてはいかがでしょう。
小休憩は気持ちを切り替えたり、作業効率を上げるために、必要なものかもしれません。
休むことが甘えだと思わがちな日本で上司から切り出してみては?
今回は、たばこ休憩とスマホ休憩に関する記事を書いてみました。
両者の視点に立って、考えてわかったことは「誰にだって、ちょっとした小休憩は必要」だということです。
ただ、日本では、どうしても休むことは「情けない・甘え」といったイメージが強いものだと思います。
そのため、立場の弱い人は、なかなか「たばこ休憩があるんなら、スマホ休憩を許してほしい」という一言を言い出すことは難しいでしょう。
ですので、社員のみんなに小休憩が必要だと判断した際には、ぜひ一考してみてください。